じんましんは、皮膚の一部が突然に赤くくっきりと盛り上がり(膨疹)、通常は数時間、最長でも1日以内に跡かたなく消えてしまう病気で、強いかゆみを伴います。膨疹(皮膚の盛り上がり)の大きさは数ミリ程度から手足全体くらいのものまであり、形も円形から地図状など様々です。
じんましんは、特定の刺激(食物などのアレルギー反応として起こる場合や、圧迫などの物理的刺激、発汗など)が原因・誘因となるじんましんと、直接的な原因がはっきりわからないじんましんがあります。 原因を特定できるじんましんは全体の1~3割ほどで、多くの場合、原因ははっきりわかりません。
治療は抗ヒスタミン剤を内服が基本ですが、効きが悪いときは抗ヒスタミン剤の増量やそのほかの薬剤の併用を検討します。また、最近では治りにくいじんましんに対して生物学的製剤の使用を行うこともあります。